ニコラスケイジ分析録

ニコラス・ケイジ映画(通称NC映画)やニコラス・ケイジ本人の動向を追うブログです。

映画紹介「バッド・ルーテナント」ネタバレなし

みなさん、こんにちは。

最近冷えますね、ニコラス検事です。

遅くなってしまいましたが、オススメNC映画を紹介します。今回紹介する映画はこちら

「バッド・ルーテナント」

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The Bad Lieutenant: Port of Call - New Orleans (2009) - Photo Gallery - IMDb

 

  • 人物一覧

テレンス・マクドノー(ニコラス・ケイジ)

主人公

フランキー・ドネンフィールド(エヴァ・メンデス

彼女

ビッグ・フェイト(アルヴィン・イグジビット・ジョイナー

大物売人

カメレオン

主人公の幻覚

  • あらすじ

ドラッグやギャンブルに溺れたリタイア寸前の警部補、マクドノー(ニコラス・ケイジ)が、一家惨殺事件に挑むクライムサスペンス

上映時間121分、2009年アメリカの作品です。

  • 予告編

www.youtube.com

 

  • 要約

物語をとおしてわかる、マクドノーは善人なのか悪人なのか

 

あらすじでも述べてるとおり、主人公マクドノーは麻薬やギャンブルに溺れた悪徳警官なんですが、これが想像以上に酷いです。

他人の彼女を目の前で寝取ったり、逮捕を見逃す代わりにラグビー選手に八百長を要求するなど、とにかくセコい、クズい。まさにバッドルーテナント(悪徳警部補)です。

ハードボイルドな警官を期待してはいけませんよ、麻薬のやりすぎでカメレオンと話しかけるような男です。

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The Bad Lieutenant: Port of Call - New Orleans (2009) - IMDb

 

そんな道徳的にはアウトなマクドノーさんですが、警官としては優秀です。

例えば逮捕した若者がラグビー選手であることを見抜いたり、書類1枚から刑務所に受刑者が残っていることを察するなど、ところどころで能力の高さがわかります。

それに憎めないやつでもあるんです。

チャランポランな男ですが、一家惨殺事件に対しては真摯に対応、みた人なら誰しもが、今回の事件において1番尽力をかけたのは彼だと思うはずです。

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The Bad Lieutenant: Port of Call - New Orleans (2009) - IMDb

あと、彼はたしかに重度の麻薬中毒者、つまりジャンキーなんですが、実は売人からは一度も買ってないんですよね。犯罪者に対して資金を流すようなことはしていないんです。

…そのかわり証拠室から持ち出したり、若者から巻き上げたりしているので決して善人でもないのですが。

 

とにかくですね、この「バッドルーテナント」という物語をとおしてみえる、マクドノーの人間性

彼は善人か、それとも悪人なのか。

それが、この映画の楽しいところですね。

 

物語終盤、金やドラッグの誘惑に襲われるマクドノー、最後に彼が選んだのは何か。彼にとっての正義は何だったのか。

ぜひ、あなたの目で確認してください。

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The Bad Lieutenant: Port of Call - New Orleans (2009)

アマゾンプライム会員でしたら無料で視聴できます。(2019年1月18日現在)

 

バッド・ルーテナント(吹替版)